【知らなきゃ損】高気密高断熱住宅なら35年で約283万円もお得?!
公開: 2025.05.29 更新: 2025.05.29
家計を預かる主婦が知っておきたい、コスト削減のヒミツ
「冬は暖房をフル稼働しないと凍えそう……。でも電気代が心配」「夏はクーラーをつけっぱなしじゃないと厳しいけど、やっぱり光熱費が気になる……」そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
実は、家そのものの性能を高めることで、光熱費をグッと抑えられる方法があります。それが“高気密・高断熱”の住宅です。
高気密高断熱の家と聞くと、「建てるときの費用が高そう……」と敬遠されがち。
しかし、長い目で見ると、毎月の冷暖房コストが大きく下がるため、35年間で約283万円もの節約につながるとの試算もあるのです。
さらに、高性能な断熱材を使ったり、補助金を活用したりすれば、場合によっては10年ほどで初期費用を回収できることも。
日々の節約に頭を悩ませる主婦の方にとって、実は見逃せない選択肢が「高気密高断熱住宅」なのです。
目次
高気密・高断熱住宅は本当に高いの?まずは建築費用をチェック

「高気密・高断熱の家は高い」というイメージは、多くの方が抱く先入観の一つかもしれません。
特に、主婦の方なら限られた家計の中で「予算オーバーは困る……」と心配になりやすいですよね。
ここでは、住宅の建築費用を指標として把握しやすい「坪単価」の目安をもとに、どのくらいの出費になるのか見ていきましょう。
坪単価とは?

坪単価とは、家づくりにかかる費用を1坪(約3.3㎡)あたりで表したものです。
「延床面積 × 坪単価」で大まかな建築費用の目安がわかります。
ただし、ここには諸経費が含まれていないことや、オプションの内容によって価格が変わる点は押さえておきましょう。
ローコスト住宅の坪単価
目安:33万円〜55万円/坪 |
比較的安価に建てられるのがローコスト住宅の特徴です。 |
高気密高断熱住宅に対応しているローコストメーカーも存在しますが、オプション次第では「安いと思っていたのに、結果的に割高になった」というケースも。 |
ローコスト住宅のメリットを活かすには、必要な機能をしっかりと絞り込むことがポイントになります。 |
一般的なハウスメーカーの坪単価
目安:43万円〜75万円/坪 |
大手ハウスメーカーや工務店では、標準仕様である程度の断熱性能や気密性能を確保しているケースが多いです。 |
さらにグレードの高い断熱材やサッシを選ぶなどカスタマイズをすれば、高気密高断熱住宅を実現しやすいと言えます。 |
ただし、オプション費用が上乗せされるため、事前にしっかりと見積もりを取り、予算調整しておくことが肝心です。 |
高級住宅メーカーの坪単価
目安:73万円〜105万円/坪 |
デザイン性や独自のブランド力が高いメーカーになると、坪単価はさらにアップ。最高級の設備や素材、手厚いアフターサポートなどが含まれるため、その分価格も高額になります。 |
「とにかく快適性やデザインにこだわりたい」「メンテナンス面も含めて安心感を得たい」という方には魅力的な選択肢ですが、予算との兼ね合いはしっかりと検討しましょう。 |
予算計画をしっかり立てよう
どの価格帯の住宅会社を選ぶとしても、大切なのは「自分たち家族のライフプランに合った予算設定をすること」です。
坪単価だけでなく、下記のような費用も含めた総合的な視点が必要です。
- 諸経費(手数料・税金・引っ越し費など)
- 外構工事費・地盤改良費
- オプション費用(高性能サッシ、換気システム、キッチン設備など)
特に高気密高断熱住宅は、長い目で見ると光熱費が抑えられるというメリットがあります。
したがって、「イニシャルコスト(建築費)」と「ランニングコスト(光熱費など)」の両方を総合的に考えて決めるのがおすすめです。
◯あわせて読みたい記事
高気密高断熱住宅は高い?価格帯やメリットを知って賢く選ぼう!
気になる光熱費はどうなる?ランニングコストを解説

主婦の方にとっては、「毎日使う冷暖房費用がどれだけ変わるのか?」は重大な関心事ですよね。
家計の固定費削減につながるなら、高気密高断熱住宅は検討の価値ありです。
ここからは、具体的にどれくらいランニングコストが抑えられるのかを見ていきましょう。
冷暖房費を大幅削減!

高気密高断熱住宅の最大の特徴は、その名のとおり「断熱性と気密性が高いこと」。
外の暑さや寒さが室内に伝わりにくく、室内で生じた熱(暖房の熱やエアコンの冷気)が逃げにくい構造になっています。
具体的には、昭和期の無断熱住宅と比べ、約60%も冷暖房費を削減できるケースがあると言われています。
冬場 | 暖房を入れればすぐ暖まり、暖まった空気が逃げにくいため設定温度を抑えられる |
夏場 | クーラーの効きが良く、低めの設定温度にしなくても快適に過ごせる |
このように、高気密高断熱住宅では外気温に左右されにくい快適な住環境を手に入れつつ、電気代やガス代をぐっと抑えられるのが大きな魅力です。
35年間の差はなんと約283万円
一般的に、昭和55年以前の無断熱住宅と高気密高断熱住宅を比較した場合、35年間で約283万円もの冷暖房費の差が出るという試算があります。
これは、1年あたりに換算すると約8万円の差。家計にとっては見逃せない金額ですよね。お子様の教育費や車の維持費など、他の支出に回せるゆとりが生まれます。
さらに高性能なら約10年で投資回収も可能

もし断熱材や窓、換気システムなどを高性能なものにアップグレードすれば、ランニングコストはさらに削減される可能性大。
ある研究結果では、寒冷地で高性能な断熱を採用した場合、年間で約19万円もの冷暖房費が浮くというデータもあります。
初期投資をしても、約10年でその費用を回収でき、それ以降は光熱費の差額がそのまま“プラス分”になります。
35年後には約480万円もの得になるという試算もあるほどです。
エアコンや暖房器具の買い替え費用も節約?
また、高性能な家は少ないエアコン台数で家全体を快適に保てることが多いです。
一般的な4LDKの家なら部屋ごとにエアコンを取り付けるのが当たり前ですが、断熱性能が高ければ小型エアコン1台で冷暖房がある程度まかなえることも。
エアコン購入費や将来の買い替え費用も抑えられるという副次的メリットまで期待できます。
こうしたランニングコストの低減効果は、毎日の光熱費を支払う主婦の方にとって、心強い味方になります。
◯あわせて読みたい記事
高気密・高断熱の家をお得に建てるための補助金制度

「高気密高断熱の家に興味はあるけど、イニシャルコストがやっぱり高そう……」と感じる方も多いはず。
しかし近年、国や自治体が進める省エネ・環境配慮の観点から、さまざまな補助金制度が用意されています。
うまく活用すれば、建築費用の一部をカバーできるので要チェックです。
主な補助金・支援事業

ZEH補助金(新築・購入) | |
対象 | ZEH住宅 or ZEH+住宅を建築・購入する人 |
補助額 | ZEH住宅:55万円/戸 ZEH+住宅:100万円/戸 |
条件 | 太陽光発電や省エネ設備を導入し、年間エネルギー収支をほぼゼロにすることが条件 |
次世代ZEH+(注文住宅)実証事業 | |
対象 | 次世代ZEH+住宅を建築する人 |
補助額 | 100万円/戸 |
条件 | 蓄電システムやV2H充電設備、太陽光発電システムなどのいずれか1つを導入 |
次世代HEMS実証事業 | |
対象 | 次世代ZEH+住宅を建築する人 |
補助額 | 112万円/戸 |
条件 | AI・IoT技術などを使い、最適制御が可能な蓄電システムかV2H充電設備を導入 |
こどもみらい住宅支援事業(新築・購入) | |
対象 | 18歳未満の子を持つ子育て世帯 or 夫婦のどちらかが39歳以下の若者夫婦世帯 |
補助額 | 最大100万円(ZEH住宅の場合) |
条件 | 一定の省エネ基準を満たすこと |
地域型住宅グリーン化事業(新築・購入) | |
対象 | 地域の中小工務店が建築 or リフォームする場合 |
補助額 | 最大140万円/戸(条件により異なる) |
条件 | 長期優良住宅やZEH水準など、一定の住宅性能をクリアすること |
補助金活用のポイント
- 補助金は先着順や年度ごとに制度が変更される場合あり
- 申請に必要な書類の準備や手続きは工務店やハウスメーカーと密に連携
- 条件を満たさないと適用されないので、早い段階で確認するのがベター
これらの制度を使えば、イニシャルコストが気になる高気密高断熱住宅も経済的負担を軽減しながら実現できる可能性があります。
ぜひ家づくりの計画段階で、対象となる補助金をチェックしてみてください。
◯あわせて読みたい記事
建てる前に押さえておきたい3つの注意点

高気密高断熱住宅には多くのメリットがありますが、その性能を最大限に活かすためには事前に知っておきたい注意点も存在します。
ここでは、主婦の方が家族の快適性と健康面、さらにコスト面でも失敗しないために欠かせない3つのポイントを整理しました。
室内の空気を循環させる換気システムが必要
高い気密性ゆえに、家の中の空気がこもりがちになる可能性があります。
特に、調理や洗濯など湿気が出やすい家事を日々こなす主婦の方にとっては、しっかりと換気ができないとカビやダニが発生しやすく、健康面が気になるところ。
そこで重要なのが、24時間換気システムです。
- 第1種換気: 給気も排気も機械で行う方式(熱交換型が多い)
- 第3種換気: 機械で排気し、給気は自然に任せる方式
家の設計や予算に合わせて最適な換気システムを選びましょう。
快適な湿度を保ち、クリーンな空気環境を実現すれば、家族の健康と住宅の長寿命化につながります。
施工会社によって性能に差が出やすい

同じ性能をうたう建材を使っていても、施工の質によって断熱効果や気密性は大きく左右されます。
断熱材の隙間処理が甘かったり、気密測定をしっかり行わなかったりすると、本来の性能が発揮できません。
主婦の方が毎日暮らす住宅だからこそ、施工会社選びは慎重に行うことが大切です。
- 経験や口コミをよく確認する
- 気密測定(C値測定)の実施有無を確認する
- アフターサービスの内容をチェック
とくに高気密高断熱の施工実績が豊富で、気密測定までしっかり行う工務店を選ぶのが安心です。
性能が高い分、初期コストはどうしても上がる

高性能な窓や断熱材、換気システムを導入するとなると、どうしても一般的な住宅よりイニシャルコストが高くなります。
しかし、ここまで解説してきたとおり、長期的にはランニングコストでカバーできる可能性が非常に高いです。
光熱費が35年で約283万円もお得になるなら、初期費用が多少かさんでも最終的には「プラス」になることも多いです。
- 補助金制度の活用
- 長期ローンのシミュレーション
- 将来的な電気代の高騰も視野に入れる
こうした点を踏まえて、性能の高さと予算のバランスをじっくり検討することが成功のカギとなります。
◯あわせて読みたい記事
島根県で高気密・高断熱の家を建てるなら?石川工務店がおすすめ

家づくりで失敗しないために重要なのは、地域の気候風土を熟知した信頼できる工務店を選ぶこと。
特に島根県のように、四季の変化がはっきりしていて冬の寒さが厳しい地域では、高い断熱性能を確実に実現してくれる会社を選びたいですよね。
ここでは、島根県出雲市を拠点に活動する石川工務店をご紹介します。
石川工務店の特徴

- 地域密着型: 出雲市や松江市など、島根県の気候特性を熟知
- 高気密高断熱施工: 断熱材や気密処理にこだわり、年間を通じて快適
- 経験豊富: 1968年設立以来、多くの住宅を手がけてきた経験
- 柔軟なプラン提案: 施主の要望に合わせたオーダーメイドの住まいづくりが可能
家づくりの不安や悩みに親身に寄り添い、補助金申請やプラン設計、アフターフォローまでトータルでサポートしてくれる工務店です。
主婦の皆さまにとって「こんな間取りがいい」「キッチンは動線を重視したい」という要望はもちろんのこと、将来的なメンテナンス費用の削減を視野に入れた提案をしてくれるのも心強いポイントです。
【施工事例】コの字型の平屋住宅
石川工務店が手がけたコの字型の平屋住宅は、プライバシーを守りつつ明るい中庭を設け、家族が自然と集まれる設計が魅力。
白を基調とした外観はシンプルながら洗練されており、ウッドデッキや大きなガラス窓を通して、四季折々の景色を楽しめます。
さらに、高気密高断熱の性能を備えているため、平屋であっても夏は涼しく冬は暖かい快適空間を実現。
家族みんながリビングや中庭に自然と集まりやすく、コミュニケーションがはずむ住まいになっています。
会社名 | 有限会社石川工務店 |
住所 | 島根県出雲市塩冶町781-19 |
電話番号 | 0853-22-7165 |
公式サイトURL | https://daiku-is.jp/ |
◯あわせて読みたい記事
おしゃれな平屋注文住宅を建てたい!木の魅力を活かした家づくり
まとめ

高気密高断熱住宅は「家計思い」の選択肢
高気密高断熱住宅というと、「なんだか高級でハードルが高い」というイメージを持たれる方もいるかもしれません。
しかし、実はイニシャルコストこそやや高めでも、長い目で見れば家計を助けるお得な住まいです。
特に主婦の方が気になる「毎月の固定費(光熱費)の削減」と「家族の健康」は、性能の高い家づくりだからこそ期待できる大きなメリットと言えます。
- 35年間で約283万円もお得になる試算もある
- 高性能断熱なら約10年で初期投資を回収し、その後35年で約480万円の節約も
- 補助金や税制優遇制度をうまく使うことで、イニシャルコストの負担を抑えられる
- 結露やカビが発生しにくく、健康やメンテナンス面でも安心
これから家を建てようと考えている方は、ぜひ「建築費」だけでなく「トータルコスト」も考慮に入れてみてください。
新居での暮らしをスタートさせた後は、毎月の光熱費や快適性、健康維持など、長期にわたるメリットを得られる可能性が高いからです。
最後に:家族みんなの笑顔と安心を手に入れる家づくりを

家づくりは、人生でもっとも大きな買い物の一つ。
特に家計を預かる主婦の皆さまにとっては、「今後数十年間にわたって暮らしやすさやお金のやりくりがどう変わるのか?」が大きな決断材料になります。
高気密高断熱住宅は、その点で家計にも家族の健康にも優しい選択肢です。
もし島根県で高気密高断熱の家を検討されているなら、石川工務店のように地域の風土をよく知る工務店に相談してみるのもおすすめ。
しっかりとした施工技術とアフターサポートがあれば、高性能住宅ならではの恩恵を余すことなく享受できます。
ぜひ本記事の情報を参考に、より豊かで快適なマイホームづくりに役立ててください。
将来の家計負担を軽くしながら、ご家族みんなが笑顔で過ごせる素敵な住まいが完成することを、心より応援しています。
◯あわせて読みたい記事
注文住宅の不安や疑問を解消!石川工務店が実施した構造見学会を紹介
関連する記事

有限会社石川工務店の口コミ・評判は?優れた木造住宅が特長
1968年創業の石川工務店は、修行を積んだ職人が特徴的な出雲市の建築会社です。同社は高い技術で木造軸組工法を用い、ウェルネストホーム開発の住環境と断熱...

家づくりの予算配分のコツとポイント
注文住宅の費用は本体工事費用、付帯工事費用、諸費用に分かれ、予算配分が重要です。自己資金と住宅ローンを考慮し、無理のない計画を立てることが大切です。土...
