島根で安心して暮らし続ける為に!注文住宅の土地選びのポイントと地盤調査
公開:2024.02.26 更新:2024.11.28![](https://shimane-housebuilder.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/24414862_m.jpg)
島根の地形は山岳地帯や湿地帯が広がり、地域ごとに異なる特徴があります。そのため、土地の選定には慎重な判断が求められます。特に、地盤が弱いと地震時に家が傾いたり、液状化が起きることがあります。事前に地盤調査を行い、土地の強度を確認することで、安全で安定した家を建てることができるでしょう。
目次
島根県の魅力と家を建てる際の注意点
島根県は気候が温暖で住みやすい一方、豪雨や地形的なリスクもあります。マイホームの土地選びでは注意が必要です。特に豪雨による災害や地すべり、がけ崩れの危険性がある地域は避けるべきです。安全な暮らしのために、地形や災害リスクを十分に調査し、事前の下調べが重要です。
◇島根県の地形と魅力
島根県は中国地方に位置し、北側は日本海に面しています。東西に約200kmの長さがあり、東部の出雲地方、西部の石見地方、そして隠岐諸島を含む隠岐地方の3つの地域で構成されています。東部には出雲市があり、出雲大社をはじめとする歴史的な名所が点在しています。
一方、西部には世界遺産に登録された石見銀山遺跡があり、多くの観光客を魅了しています。また、島根県内には山岳地帯が広がっており、一部の地域では降雪量が多く、冬の寒さが厳しいこともあります。そのため、土地探しを行う際には、特に山岳部や雪の多い地域を避けることが推奨されます。
また、島根県は年間平均気温は12℃〜15℃で温暖な気候が魅力ですが、梅雨前線の影響で集中豪雨も多くなります。近年、雲南市が「住みたい田舎」ランキング1位に選ばれるなど、UターンやIターン希望者に注目されています。
さらに、観光地や豊かな自然環境が整っているため、移住先としての魅力も高まっています。特に、出雲地方や石見地方の風景や文化は、多くの観光客を魅了しており、自然と歴史を感じながら生活できる点が、島根県の大きな魅力となっています。
◇島根で暮らすなら気を付けたい自然災害
島根県は豪雨が多く、地形・地質的な問題から地すべりやがけ崩れなどの災害が起こりやすい地域があります。島根県では急傾斜地崩壊防止施設や土石流災害防止施設などの整備に努めていますが、土地探しをする際には十分な下調べが必要です。
豪雨で増水した川に車が転落する事故なども起きているため、地すべりしやすい地域や川の側を避けて土地選びをすることが重要です。
島根で安心して暮らすための土地選びのポイント
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島根県に注文住宅を建て、安心して暮らすためには慎重に土地選びをすることが肝心です。まず、ハザードマップをよく確認し、土地選びのポイントを把握した上でマイホームに理想的な土地を探しましょう。
◇ハザードマップを確認
ハザードマップとは特定の地域における自然災害や事故のリスクを示す地図のことです。島根県で安心して暮らせるマイホームを建てるには、まずハザードマップを確認しましょう。
ハザードマップには洪水や地震、土砂崩れ、火山噴火などの自然災害の他に、化学物質の漏れや工場の事故、あるいは交通事故などの事故リスクも含まれます。それらの情報を確認することによって、自然災害や事故に備えることが可能です。
ハザードマップは自治体のホームページで確認できる他、紙に印刷されたハザードマップを役所で直接もらうこともできます。また、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」からは、自治体が作成した「わがまちハザードマップ」と災害リスク情報が地図に重ねて表示されている「重ねるハザードマップ」の両方にアクセスできます。
◇土地選びのポイント
島根県で土地を探す際には、いくつかの重要なポイントに注意が必要です。まず、地すべりやがけ崩れのリスクがある地域を避けることが大切です。ハザードマップを活用することでおおよその見当はつきますが、細かい判断が難しいため、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
また、土地選びには風通しや日当たりも重要な要素です。周囲に建物や雑木林があるか、また空き地の場合は将来的に建物が建った際の影響も考慮しましょう。
さらに、インフラの整備状況も確認が必要です。特に、都市ガスがない地域ではプロパンガスを使用することになり、ガス代が高くなることがあります。電気や上下水道の整備状況もチェックしましょう。
立地面では、近くに学校や病院、大型スーパーがあるか、また駅やバス停までのアクセスも快適な生活には重要です。これらのポイントをしっかり確認して、生活環境が整った土地を選ぶことが大切です。
注文住宅の土地探しで後悔しないために
交通便や景観が良くても、地盤が弱い場所は避けるべきです。不同沈下や境界不明などの問題が発生する可能性があります。安心のためには地盤調査が必要で、スウェーデン式サウンディング試験では5万円程度、ボーリング調査は25〜30万円かかります。
◇買ってはいけない土地とは
交通のアクセスが便利で見晴らしの良い土地でも、地盤がもろい土地は購入を避けるべきです。地盤がもろい土地は、補強のために膨大な費用がかかり、補強が不十分な場合、「不同沈下」と呼ばれる現象が起こることがあります。
不同沈下というのは、建物の重みで家が傾いてしまう現象のことで、窓やドアが開けにくくなったり、外壁にひびが入ったりすることがあります。
また、境界がはっきりとしていない土地も要注意です。長年に渡って所有者が変わっていない土地の場合、境界を隣人との口約束で決めていることがあります。このような土地では、境界確定をしようとした際に、測量などのために相当な費用がかかってしまうことがあります。
◇地盤調査を行うと安心
地盤調査を行うことは、安心して家を建てるために非常に重要です。地盤は家の基礎を支える部分であり、もし地盤が弱いと、地震時に液状化や家が傾く原因になったりします。
地盤調査では、その土地が安全に家を支えられるかどうかを確認します。調査を通じて、必要であれば地盤改良が行われ、家がしっかりと支えられるようになります。地盤改良を行う場合、100万円以上の費用がかかることもありますが、調査をしておけば事前にリスクを把握でき、費用を無駄にしないことができます。
また、住宅の品質確保に関する法律(品確法)によって、地盤調査は家を建てる際に必要な工程とされています。地盤調査の方法には一般的に、「スウェーデン式サウンディング試験」と「ボーリング調査」の2種類があります。
スウェーデン式サウンディング試験は費用が5万円前後で、半日から1日程度で結果が出ます。一方のボーリング調査は、費用が25〜30万円かかり、調査結果が出るまでに数日かかることがあります。
島根県での注文住宅を検討する際には、その地域の気候や土地の特性を理解し、適切な土地選びを行うことが重要です。島根県は四季折々の美しい自然が魅力であり、温暖な気候が暮らしやすさを提供しています。しかし、一方で豪雨や地形的なリスクが存在し、地盤の弱さや不同沈下などの問題がある地域もあります。
特に豪雨による災害や地すべり、がけ崩れの危険性がある地域は、マイホームの建設には適さない可能性があります。これらのリスクを避けるためには、事前にハザードマップや地盤調査などの情報を活用し、安全性を確認する必要があります。また、境界やインフラ整備の状況も、将来の暮らしを見据える上で重要な要素です。
安全で快適な住環境を実現するためには、地域の特性やリスクに対する十分な理解が不可欠です。その上で、自身の生活スタイルや将来の計画に合った土地を選び、賢明な投資を行うことが重要です。地域の魅力や暮らしやすさを享受しつつも、災害リスクを最小限に抑えた住まいを手に入れるためには、慎重な土地選びが求められます。
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