島根の注文住宅に雪対策は必要? 気候の特徴とともに解説
公開:2024.03.26 更新:2024.03.26島根県の気候は温暖で降水量が多く、山間部では1m以上の積雪が見られますが、市街地では滅多に積もりません。降雪は12月下旬から2月中旬にかけて須佐神社周辺などでよく見られます。
島根県では豪雪による被害があり、特に「落雪」が問題となります。屋根の破損や変形、雨漏りが主な被害で、凍害やすが漏りなどは深刻な問題です。雪対策は重要で、屋根や窓、玄関など場所ごとに異なる対策が必要です。断熱・防寒効果を得るために二重窓や玄関フードを設置することで、雪下ろしの必要性が減り、安全で快適な住環境を確保できます。
目次
島根の気候がもつ特徴!降雪量も紹介
島根県で注文住宅を建てる場合には、エリアによっては雪対策が必要です。島根の気候をよく理解した上で、快適な住まいを提供している住宅会社を選びましょう。
島根の気候
島根県は、西日本の中でも九州に近く、全般的に気候が温暖なのが特徴です。ところが、日本海側に位置しているために降水量が多く、地域によっては積雪量の多いところがあります。市街地では雪が積もることは滅多にありませんが、山地では時によっては1m以上の積雪が見られることもあります。
降雪量
島根県で降雪が見られるのは例年12月下旬〜2月中旬にかけてで、須佐神社周辺の山間部は雪が降りやすいのが特徴です。大阪や東京と比較すると、島根県の積雪量はかなり多く、家を建てる際には雪対策についても考えなければなりません。
油断大敵!雪によって起こりうる被害
年によっては豪雪に見舞われることもある島根県では、雪によってさまざまな被害が起こっています。ですから、地元の雪対策に精通している住宅会社に注文住宅を依頼するのが得策です。
落雪
雪によって起こる被害の中でも、島根県でよく聞かれるのが「落雪」です。落雪は家にダメージを与える他、落雪によって人間が被害に遭う場合もあります。雪が屋根などに降り積もって固まると、かなりの重量になり、落下した際にたまたま人が通りかかった場合などは、重大な事故に至ることがあります。
また、カーポートや雨樋に落雪が落下することによって破損し、修理が必要になることも珍しくありません。
それだけではなく、落雪が玄関付近で起こると、ドアが開かず、外出できなくなる可能性もあります。隣家との境界にある壁が落雪によって破壊されたケースなどもあり、注意が必要です。
屋根への被害
屋根への被害としては、次のようなものが挙げられます。
屋根の破損
大量の雪が屋根に降り積もると、重みによって屋根材が割れたり、あるいは樋が曲がってしまったりすることがあります。また、屋根と板材を留め付けている釘が外れてしまうケースもよくみられます。
屋根の変形
屋根自体は雪の重みに耐えられても、屋根を支えている梁や柱が劣化していると、屋根が曲がってしまうことがあります。
大雪による雨漏り
大雪が降ることによって雨漏りがすることも珍しくありません。雨漏りには凍害、あるいはすが漏り(すがもり)と呼ばれるタイプがあり、いずれも修理が必要です。
凍害
屋根に積もった雪が溶けて屋根材にしみ込み、その水分が夜に凍結し、昼間にまた水に戻るのを繰り返しているうちに、屋根材が破損してしまう現象です。
すが漏り
家の中の熱によって屋根の上の雪が溶け、屋根の縁でつららとなって堤防を形成し、屋根に水が溜まっていく状態のことです。すが漏りが進むと、屋根の上に小さな池ができ、そこから雨漏りが起こります。
雪対策は大切!場所ごとに案を紹介
積雪の多い地域に家を建てる場合には、屋根に積もる雪対策と同時に、窓や玄関の雪対策も怠らないことが重要です。
屋根の雪対策
屋根の雪対策としては、雪止めを設置する他に、無落雪屋根にリフォームする、あるいは融雪設備を導入する方法などが一般的です。雪止めというのはL字型や扇形をした金具のことで、屋根に設置することによって落雪を防げます。
無落雪屋根というのは屋根の下に雪が落ちないような形状の屋根のことで、V字型の「スノーダクトタイプ」や、平らな「フラットルーフ」などの種類があります。
窓の雪対策
降雪の多い地域に住んだことがない人が、特に留意したいのが窓の雪対策です。豪雪に見舞われると、雪の重みで窓ガラスが割れることがあります。これを避けるためには、雪囲いを設置する必要があります。雪囲いにはアルミや天然木を素材としたものがあり、価格は素材や大きさによってさまざまです。
また、二重窓にすることによっても窓ガラスを強化し、結露も防止できます。
玄関の雪対策
玄関に雪対策を講じるためには、玄関フード・風除室を設置するのが便利です。玄関の外側をすっぽり覆ってしまうので水が侵入しにくく、出入りの際に降雪に悩まされる心配もありません。玄関フード・風除室には、「I型」「L型」「C型」の他に上吊り式などの種類があります。
雪対策をしておくことによるメリット
雪対策をきちんと施すことによって、断熱・防寒効果が得られるだけではなく、安全・快適な住まいを楽しめるようになります。
断熱・防寒効果
窓を二重窓にすることによって、断熱・防寒効果も得られます。二重窓は、既存の窓の室内側に取り付けることができますから、手軽にリフォームができ、しかも高い効果が得られます。
玄関フードもドアから入り込むすきま風などをシャットアウトできるので、防寒対策としては理想的です。
住まいや人の安全性が向上
雪対策によって屋根の雪下ろしをする必要がなくなれば、雪下ろしによって起こる落下事故などを防止できます。また、雪止めを設置しておけば落雪が通行人や家の住人、隣人などに当たってけがをするリスクを回避できます。
島根県の気候は温暖で、日本海側に位置するため降水量が多いです。山地では時に1m以上の積雪がありますが、市街地では滅多に積もりません。降雪は12月下旬から2月中旬にかけて見られ、特に須佐神社周辺の山間部で降りやすいです。注文住宅を建てる際は、この降雪に対する対策が必要であり、気候に詳しい住宅会社を選ぶことが重要です。
島根県では豪雪による被害が起こることがあり、雪対策に詳しい地元の住宅会社に注文住宅を依頼することが重要です。特に、雪による被害の中でよく聞かれるのが「落雪」であり、家や人に被害を及ぼすことがあります。屋根への被害としては、屋根の破損や変形、大雪による雨漏りが問題となります。特に、凍害やすが漏りは修理が必要な深刻な被害です。
雪対策は重要で、積雪地域では屋根や窓、玄関など、場所ごとに異なる対策が必要です。屋根では雪止めの設置や無落雪屋根へのリフォーム、融雪設備の導入が一般的です。窓では雪囲いを設置して窓ガラスの割れを防ぎ、二重窓を使って強化し、結露も防止できます。玄関では玄関フードや風除室を設置して降雪から保護し、さまざまなタイプがあります。
雪対策をすることで、断熱・防寒効果を得るだけでなく、安全で快適な住環境を享受できます。二重窓や玄関フードの設置により、断熱性や防寒性が向上し、雪下ろしの必要性が減るため、雪下ろしによる事故を予防できます。また、雪止めの設置により、落雪による人や建物への被害を防ぐこともできます。
島根県出雲市・松江市の住宅メーカー・工務店おすすめ3選では、出雲市・松江市における注文住宅建築について、また島根県のおすすめ住宅会社を紹介しております。ぜひ他の記事もご覧ください。