島根の気候に合った家づくりの流れと心配なお金について解説
2024.01.31島根で注文住宅を検討する際には、資金計画が重要です。また、梅雨や台風に備えて浸水対策が必要で、冬は光熱費節約のために断熱性能の高い家が推奨されます。家づくりの流れは情報収集から始まり、計画的に進めることが大切です。展示場見学から契約、詳細設計、工事、完成までスムーズに進めて成功させましょう。
島根で注文住宅を依頼する時考えるべきお金について
島根県内の主要エリアの坪単価は、松江市は約18万円/坪、出雲市は約12万円/坪、安来市は約10万円/坪です。島根の土地購入費は全国比で安価ですが、注文住宅の平均購入額は4,066万円で全国平均(3,715万円)よりやや高い傾向です。
◇家の建設費用はどのくらい?
家づくりにおける費用のバランスは一般的に、土地購入費と本体工事費で3:7となるのが理想的であると言われています。
また、島根県の土地価格相場・公示地価・基準地価マップ・坪単価ランキング(2022年度】によると、島根の各主要エリアの坪単価はそれぞれ以下のような金額となっています。
・松江市…187,107円/坪
・出雲市…122,242円/坪
・安来市…100,289円/坪
商業施設があったり、松江城や出雲大社などの観光スポットによる賑わいがあったりするエリアは人気があります。しかしながら、全体的な数字としては、島根の土地購入費は全国と比較しても安い傾向にあります。
さらに、住宅金融支援機構のフラット35利用者調査(2022年度)よると、島根県の注文住宅購入額で土地購入費を含めたものの平均は4,066万円となっています。
全国平均は3,715万円となっていることから、島根は他の地域に比べて注文住宅の購入費がやや高い傾向にあります。
◇持ち家を持つときの年齢と年収はどのくらい?
同じ調査によると、島根で持ち家を持つときの年齢の平均は土地付き注文住宅の場合で34.3歳となっています。
全国平均が46.2歳であることから、島根では全国と比較しても住宅を取得する年齢が若い傾向にあります。
一方で持ち家を持つときの世帯年収については、島根は768万円なのに対し、全国平均は623万円となっています。
島根県の場合、調査の標本数が少ないため高い金額が出ているように見えますが、地価などを勘案すると島根県は比較的注文住宅が手に入れやすい地域であると言えます。
島根に合った注文住宅とは?
島根では梅雨時や台風の際に多くの豪雨被害が発生します。そのため、地盤を高くし、建物の基礎を高めることで、建物の浸水リスクを軽減できます。
また、冬は日照時間が短く気温が低いため、断熱性能を高めた仕様にすることで、暖房機器を頼らずに快適な暖かさを実現できます。
◇雨に強く浸水しにくい住宅
島根は梅雨の終わりに豪雨がよく起こります。さらに、秋には台風被害が多いことから、島根で注文住宅を建てる際には適切な防水対策が必要です。建物を浸水から守るために、敷地を盛土で高くすることが大切です。
これにより、床上浸水などの被害を防ぐことができます。また、建物自体の基礎を高くすることも効果的です。
◇冬は光熱費がかかりやすいので断熱性に優れた家を
島根の気候は冬の日照時間が少ない特徴があります。この短い日照時間では太陽の熱が空気を暖める時間が限られるため、冷え込みが厳しい傾向があります。そのため、冬には暖房器具を頻繁に使用せざるを得ず、光熱費が高くつくことがあります。
島根での注文住宅建築では、断熱性を重視した家づくりが重要です。これにより、暖房器具を節約しつつも快適な生活を楽しむことができます。
実際の島根の家づくりの流れを解説!
島根での家づくりは、まずメーカーの情報収集から始まり、プランニング、契約、詳細な設計打ち合わせ、図面確定を経て工事が着工されます。その後、工事が進行し、施工確認が行われて建物が完成します。
家づくりは多くの工程を経ており、完成までには時間がかかります。そのため、入居予定の日程から逆算して家づくりをスタートさせることが大切です。
◇家づくりの基本的な流れ
家づくりは、まず展示場の見学や資料請求、問い合わせなどから情報収集を始めます。気になるメーカーは展示場で説明を受け、実際の現場や材料を確認して、その姿勢を見極めます。
納得したら設計申込みと間取りのプランニングを行い、見積もりに納得すれば契約が成立します。
契約後は詳細な打ち合わせを行い、図面を確定させて工事を着手し、施工確認を経て建物が完成します。
完成後も定期点検やアフターサービスを受けて、品質を保つことが大切です。
◇家づくりする際は入居の時期から逆算して行動するのが大切
家づくりは、工事中だけでなく設計や打ち合わせなど、複数の段階を経るため、数ヶ月から1年以上かかります。
したがって、引越しや子供の出産など、入居の時期に制約がある場合は、計画的に家づくりを始める必要があります。その際には、時期を逆算して計画を立てることが大切です。
島根で注文住宅を考える際には、資金についても検討が必要です。島根県内の主要エリアでは、土地価格が比較的安いものの、注文住宅の平均購入額は全国平均よりやや高い傾向にあります。建設費用のバランスは、土地購入費と本体工事費で3:7が理想的とされています。
また、梅雨時や台風の際に豪雨被害が多い島根では、浸水対策が重要です。建物の浸水リスクを軽減するためには、地盤を高くし、建物の基礎を高くすることが有効です。
さらに、冬は日照時間が少ないため、光熱費がかかりやすい傾向があります。島根での注文住宅建築では、断熱性能を高めた家を検討することで、快適な暖かさを実現できます。
家づくりの流れは、情報収集から始まり、プランニング、契約、詳細な設計打ち合わせ、工事着工、施工確認を経て建物が完成します。家づくりには時間がかかるため、入居時期から逆算して計画を立てることが重要です。展示場の見学や情報収集から始め、納得したメーカーと契約し、詳細な打ち合わせを行い、工事を進行させていくプロセスをスムーズに進めましょう。計画的な行動が、島根での注文住宅建築を成功させる鍵です。