高気密・高断熱
高気密・高断熱住宅のメリットは、快適な室温を保ちつつ、冷暖房コストを軽減できることです。例えば、昭和期に多く建てられた無断熱住宅と比べ、現在の省エネ基準に則たレベルで断熱した住宅では、冷暖房にかかる電気代が60%削減できます。
高性能な住宅は建築費用が高いですが、建築費用は「投資」という考え方もあります。さらに、仕様エネルギーが減れば、当然ながら二酸化炭素の発生量も小さくなります。家計に優しい暮らしは環境にも優しいのです。
省エネ住宅
「省エネ住宅」とは、家庭でのエネルギー消費を抑えるための設備や建築資材を導入した住宅を指します。エアコンや照明などの使用において、省エネ対策が施されています。
省エネ住宅は、通常の住宅と比べて優れた断熱性や気密性を備えており、防露や換気性能も向上しています。これにより、冬季は室内の温かい空気が逃げにくくなり、夏季は窓からの太陽熱を遮ることができ、快適な居住環境が提供されます。
また省エネ住宅は、冷暖房に必要なエネルギーを削減することで電力の使用量を低減し、同時にその住まいに住む家族が快適に過ごせる環境を提供します。これにより、地球環境への負荷を軽減し、人々にとっても環境に優しい住まいとなっています。
耐震性能
「耐震性能」とは、建物が地震に対してどれだけ安全であるかを示す指標です。住宅性能表示制度および耐震診断を通じて、建物がどの程度の地震に耐えるかを表す耐震等級が設定されています。
「耐震等級」は、建築基準法の耐震基準に適合すれば等級1、1.25倍以上であれば等級2、1.5倍以上であれば等級3となります。また、耐震等級を取得した住宅は、その等級に応じて地震保険の割引を受けることができる制度が存在します。