アフターメンテナンスは必要?実際に建てて後悔した例
公開:2024.03.26 更新:2024.10.04注文住宅では内観と外観の劣化が後悔の原因となり得ます。アフターメンテナンスは寿命を延ばす不可欠な要素であり、定期的な点検や修理が必要です。外壁、屋根、クロス、水回り、床などは特に注意が必要で、20年~30年ごとに玄関ドアや窓の交換も検討されます。アフターメンテナンスは住み心地を維持するだけでなく、家の資産価値も向上させます。家は日々の気候条件にさらされ、徐々に劣化していくため、定期的なメンテナンスが重要です。
目次
注文住宅で後悔!劣化が激しい箇所は?
家族の希望を込めて、せっかく建てた注文住宅でも、新築から数年経つと劣化が目立ってくることがあります。特に積雪の多い地域がある島根県で注文住宅を建てる際には、築後のアフターメンテナンスにも気を配ることが大切です。
内観
注文住宅には膨大な建築コストがかかりますが、年月が経つにつれて内観に劣化が見られることも稀ではありません。例えばクッションフロアは、耐水性に優れており、費用をそれほどかけずにフローリングができるというメリットがありますが、劣化しやすいことも否めません。クッションフロアの素材は塩化ビニールがほとんどで、熱によって劣化、変形・変色しやすいというデメリットがあります。
さらに、リビングに憧れの吹き抜けを取り入れると、窓の掃除などに手間がかかり、後悔することになります。電球が切れた場合にも交換に脚立が必要になるなど、長い目でみると吹き抜けにはさまざまなデメリットがあります。
外観
一軒家では、外観の劣化も深刻な問題です。予算にゆとりがなく、外壁にお金をかけられなかった場合には、雨や紫外線などの影響によってシミや汚れが目立ってくることがあります。また、スタイリッシュの片流れ屋根を外観に採用したけれど、水はけが悪くて屋根にコケが生えてしまっているといったトラブルに悩まされている人も少なくありません。
耐久性に優れた光触媒サイディングやタイル、あるいはガルバリウム鋼板などを外壁材に使用しても、経年劣化や汚れを完全に防ぐことはできません。
メンテナンスをしないとどうなる?
家の内部や外壁などを美しく保ち、住みやすい環境を維持するためには、アフターメンテナンスが何よりも重要です。アフターメンテナンスを定期的に行うことによって、マイホームの寿命を長引かせることができます。
メンテナンスをしていないと
家のアフターメンテナンスをしていないと、家の中にカビが発生したり、雨漏りに悩まされたりすることがあります。カビを長期間放置しておけばアレルギーなどの健康被害が起きることもあり、注意が必要です。それだけではなく、家の断熱性能も低下するため、エネルギー効率の悪化によって冷暖房費がかさんでしまうことが考えられます。
定期的にメンテナンスが必要な箇所
一戸建で特にメンテナンスが必要なのは、外壁と屋根、クロス、水回り、そして床です。築年数5年~10年の注文住宅ではクロスの張替えとシーリングの打ち替えが必要ですし、築年数10年~15年になると、水回りのリフォームの他に畳の表替えや給湯器の交換も検討しなければなりません。
築年から15年以上経ったら雨樋を交換したり、フローリングを張り替えたりすることも大切です。また、築年数20年~30年では、玄関ドアや窓の交換も必要になるのが一般的な注文住宅のメンテナンスの目安です。
家の維持にはアフターメンテナンスが有効!
家を住みやすく、快適な状態に保つためには、アフターメンテナンスをすることが重要です。住宅会社では定期的なメンテナンスを実施しており、家の劣化を未然に防ぐための調査を実施しています。
アフターメンテナンスとは
住宅会社によるアフターメンテナンスは、注文住宅を引き渡した後、一定の期間を設けて行われることがほとんどです。アフターメンテナンスのタイミングは住宅の建築を依頼したホームメーカーや工務店によって異なりますので、最初に確認しておくことをおすすめします。
期間・頻度
住宅メーカーのアフターメンテナンスは、3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年など、あらかじめ定められた期間・頻度で実施されます。検査によって雨漏りなどが発見された場合には、どのハウスメーカーでも、引き渡し後10年間は無償での修理に対応しています。
構造耐力上の主要な部分に劣化が見つかった場合にも、ハウスメーカーが無料で修復することが「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で定められています。万が一、家を建てた会社が倒産した場合でも最大2,000万円までの補修費用を受けられることも、住宅瑕疵担保履行法に明記されています。
中には最長保証期間を60年に設定しているハウスメーカーもありますので、家の劣化が気になる場合には、相談してみるのが一番です。長期保証制度は、ハウスメーカーによって保証される期間がまちまちです。さらに、ハウスメーカーの中には「シロアリ保証」を設定しているところもあり、シロアリの被害から大切なマイホームを防ぐことができます。
メンテナンスで住み心地も家の価値も向上
メンテナンスは、家の住み心地を維持するだけではなく、資産価値を向上させる上でも大切なポイントです。
長期的に住み続けられる
家というのは、24時間365日、直射日光や雨風、雪などにさらされており、少しずつ劣化しているものです。定期的なメンテナンスを行わなければ、家の寿命は短くなってしまいますし、ていねいにメンテナンスを実施すれば、家の寿命を伸ばすことができます。
資産価値が高まる
メンテナンスを欠かさず行い、キッチンやトイレなどの水回りを最新設備にリフォームすることによって、家のバリューアップを行い、資産価値を高めることができます。
工務店のアフターメンテナンスを比較する際のポイント
多くの工務店では施工後のアフターメンテナンスを提供していますが、店舗によってサービスの内容や品質が異なります。以下のような項目は、アフターメンテナンスが充実しているかどうかを見極めるポイントとなります。
初期保証と最長保証
工務店のアフターメンテナンスを比較する際、重要なポイントとなるのが初期保証と最長保証です。
初期保証は住宅引き渡し後に不具合が発生した際の基本的なサポート期間を指します。初期保証の内容や期間は工務店によって異なるため、しっかり確認する必要があります。初期保証を理解していないと、トラブル時に対処できなくなるでしょう。
また、最長保証は初期保証後も適用される延長保証期間を指し、長期的なメンテナンスを受けられるかがポイントです。長期の保証があれば、設備や構造の不具合が発生した際にも安心して対処できるようになり、長く住んでも安心してメンテナンスを受けられます。
提供されるメンテナンスの内容
工務店のアフターメンテナンスを比較する上で、提供されるメンテナンスの内容はチェックするようにしましょう。定期点検の頻度や範囲、修繕が必要になった際の対応速度については、契約を結ぶ前に調べるのがベストです。
一部の工務店では、数年間の無料点検サービスを提供している場合もありますが、その際にカバーされる範囲が限定されていることもあります。また、水回りや外壁の補修、設備の劣化対応など長期間にわたり必要になる箇所に対しても、工務店ごとに異なります。こうしたメンテナンスの詳細については、十分理解しておくようにしましょう。
保証期間の延長条件
保証期間の延長条件は、長く暮らす戸建て住宅を建てる上で必要不可欠です。保証期間が長いと安心感がありますが、条件を満たさないと延長が受けられないこともあります。
例えば、定期点検の受診や工務店指定のメンテナンスを行うことが条件になることが多く、これを怠ると保証が無効になるケースもあります。そのため、保証期間の延長条件を事前に確認し、必要なメンテナンスを把握することで、長期的な安心を確保することが可能です。
島根県で戸建てを建てるなら石川工務店がおすすめ
出典元:石川工務店
項目 | 詳細 |
会社名 | 有限会社石川工務店 |
所在地 | 島根県出雲市塩冶町781-19 |
設立年 | 1968年6月7日 |
公式サイト | https://daiku-is.jp/ |
石川工務店は、伝統的な職人技術があるとして評判が高い建築会社です。石川工務店に所属する職人は、5年間の住み込み修行を経て技術を磨いており、効率的な施工と高品質な仕上がりを実現しています。
職人一人ひとりが、お客様に対する誠実な対応と丁寧な作業で高評価を得ており、現場での協力体制と柔軟な提案力が強みです。
設計から施工まで一貫した対応を行う石川工務店には、15名の『令和の職人』が在籍し、高度な技術を駆使してお客様の理想の住まいを形にします。注文住宅だけでなく、リフォームや増改築にも対応し、幅広いニーズに応えられる体制を整えています。
また、戸建のメンテナンスも充実しており、新築住宅に対して10年間、瑕疵担保責任を負ってくれます。
資金計画に関するサポートも充実しており、助成金や住宅ローン減税の活用法をアドバイスすることで、コスト負担を軽減する提案を行うのも特徴です。信頼性と技術力で評価されている石川工務店は、安心できる住まいづくりのパートナーとなるでしょう。
石川工務店の施工事例
出典元:石川工務店
石川工務店は、お客様の希望に沿った施工を実現できる技術力が強みです。住宅の品質だけでなく、キッチンや収納スペース、外観など細かい部分までこだわるため、理想的な住まいを建てられます。
石川工務店の口コミ
石川工務店の口コミについて、以下で紹介します。
住宅性能に注目してハウスメーカーを探していたところ、職場の先輩にイチ押しされたのが『石川工務店』さんでした。理系の人なので間違いないとは思っていましたが、住んで納得。冬も乾燥し過ぎず、適度な湿度があるので心地よい空気感なんです。暮らしやすさも大満足。職人さんの技術力で、家に求めていたイメージを見事に形にしてくれました
引用元:日刊WEBラズダ
口コミにもあるように、石川工務店は断熱性・気密性に優れた住宅を得意としています。夏と冬でも過ごしやすい住まいを実現し、快適な空間を確保できる品質・設計が強みです。
「こんな家にしたい!」「間取りにこだわりたい!」といったように、完成する家のイメージを強く持っている方には、石川工務店がおすすめです。
注文住宅では、内観と外観の劣化が後悔の原因となることがあります。内観では、クッションフロアの劣化や吹き抜けの手入れの手間が挙げられます。外観では、外壁の汚れや水はけの問題が起こることがあります。耐久性のある材料を使っても、経年劣化や汚れを完全に防げないことも考慮すべきです。
定期的なアフターメンテナンスがマイホームの寿命を延ばす上で不可欠です。放置するとカビや雨漏りのリスクが高まり、健康被害やエネルギー効率の悪化も招く可能性があります。特に外壁、屋根、クロス、水回り、床などは定期的なメンテナンスが必要で、築年数に応じて畳の表替えや給湯器の交換なども考慮すべきです。注文住宅の場合、20年~30年ごとに玄関ドアや窓の交換も検討されるべきです。
家の維持にはアフターメンテナンスが不可欠であり、住宅会社は定期的な点検や修理を行っています。アフターメンテナンスのタイミングや頻度は会社によって異なりますが、一般的には引き渡し後3ヶ月から5年ごとに実施されます。構造上の主要部分の劣化や雨漏りなどが発見された場合、法律によって無償で修理されます。最長保証期間は60年のハウスメーカーもあり、シロアリ保証なども提供されています。
定期的なメンテナンスは、住み心地を維持するだけでなく、家の資産価値を向上させる重要な要素です。家は日々の気候条件にさらされ、徐々に劣化していきます。定期的なメンテナンスによって寿命を延ばし、資産価値を高めることができます。特に水回りのリフォームなど、設備のアップデートは効果的です。
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