職人の技が光る在来工法!自由設計が可能な魅力とおすすめ工務店
公開:2023.11.29 更新:2024.07.09在来工法(木造軸組工法)とは、柱と梁を組み合わせて骨組みを形成し、壁や屋根を取り付けて建物を完成させる工法のことです。日本の木造住宅の多くがこの工法で建てられています。ただし、在来工法の良質な仕上がりは職人の技術力に依存し、技術の継承が課題です。
目次
在来工法とは?ツーバイフォーとの違い
◇在来工法とは?
在来工法は、木造軸組工法とも呼ばれる日本の伝統的な建築工法の一つです。柱と梁を組み合わせて骨組みを形成し、壁や屋根を取り付けて建物を完成させます。日本の木造住宅の多くがこの工法で建てられています。
耐震性や耐久性
現代ではさまざまな改良が施され、在来工法の家屋は耐震性や耐久性を向上させています。骨組みの中には「筋交い」と呼ばれるX字状の建材を配置し、これが耐力壁として機能して高い耐震性と耐久性を実現しています。
間取り
在来工法では柱と梁が基本構造であるため、自由な間取りを実現できます。施主の要望に合わせたデザインや間取りが可能で、家族の成長や変化に柔軟に対応できます。
また在来工法では大きな開口部を設置することができ、室内に多くの自然光を取り入れ、景色を楽しむことができます。通風や換気にも優れています。
リノベーション
在来工法で建てられた家は、年数が経ってもリノベーションが容易です。増改築や減築、内部のリフォームなど、建物の価値を高める変更がしやすく、長期的な利用価値が高いです。
◇ツーバイフォー工法とは?
ツーバイフォー工法とは、直方体の中心に2インチ(実際には1.5インチ)厚の木材が4インチ(実際には3.5インチ)幅で配置される構造です。柱や梁をこのサイズの木材で組んで建物の骨組みを作り、その上に壁や屋根を取り付けていきます。
ツーバイフォー工法は規格化されているため比較的効率的で、工期が比較的短い傾向があります。
耐震性や耐久性
耐震性については、建築基準に基づいた設計や補強が行われれば、地震の影響に対する安全性が確保されるようになっています。
耐久性に関しては、木材自体が劣化する可能性があるため、適切な防腐処理や防湿対策が欠かせません。また、外部からの気象条件や虫害にも配慮する必要があります。
間取り
ツーバイフォー工法では、柱と梁の配置が主要な構造を形成します。この構造上、間取りの変更が制約され、柱や梁の位置を変更することが難しいため、建物のデザインやレイアウトにおいて自由度が低いと言えます。
リノベーション
ツーバイフォー工法の構造上、柱と梁が基本的な要素であり、これらの配置が建物の強度を支えています。そのため、既存の構造に大規模な変更を加えずにリノベーションを行うことが難しい特徴があります。
在来工法なら自由設計が可能!自由な間取りが魅力
◇在来工法で叶える自由な間取り
在来工法の主要なメリットのひとつは、自由な間取り設計が可能である点です。この建築方法では、外観デザインや室内のレイアウトにおいて、個人のニーズや好みに合わせた独自のカスタマイズが容易に実現できます。
自由度の高い設計
在来工法を採用することで、建物の外観や室内の間取りにおいて、ほぼ無限の自由度を持つことができます。柱や壁の位置を自在に変更し、空間をカスタマイズすることが可能です。これは、住まいを自分仕様に合わせるために非常に重要です。
壁の移動や仕切りの変更
在来工法の特徴的な柱と梁の構造により、壁を移動することや仕切りを変更することが容易です。これにより、部屋の広さやレイアウトをシンプルに変更でき、住まいの使い方を柔軟に調整できます。
カスタムデザインの実現
自分の好みに合わせたカスタムデザインを実現できます。建物の外観や内装において、独自のアイデアを反映させ、ユニークな住環境を創り出すことができます。
将来の変更に対応
家族構成やライフスタイルが変わった際にも、在来工法を採用した建物は柔軟に対応できます。壁の移動や仕切りの変更を通じて、将来の変更やリノベーションを容易に実施できます。
建物の魅力の最大化
大きな開口部や窓を取り入れ、美しい自然環境を最大限に活かすことができます。景観を楽しむための設計が可能であり、光を効果的に取り入れ、明るく開放的な空間を創り出せます。
◇在来工法は職人の技術が重要
在来工法は、日本の伝統的な建築工法であり、柱と梁を用いて建物の骨組みを築く方法です。この工法の質は、大工、左官職人、建具職人などの職人の技術力に大きく左右されます。大工の腕前や技量が建物の仕上がりに直接影響を与えるため、高い技術力を持った職人が必要です。
伝統的な木工技術や、梁や柱に無垢の一本丸太を使用するなど、伝統的な手法が在来工法の特徴です。また、和室などの内部構造も伝統的な手法に基づいています。このような構造や仕上げの品質は、職人の技術力によって鮮明に表れます。
しかし、現代では大工の数が減少し、高齢化も進行しています。このため、若手大工の育成が重要であり、技術の継承が課題となっています。一棟一棟、職人が丁寧に施工する在来工法は、伝統的な技術と職人の腕前によって質が左右され、その継承と育成が今後の課題となっています。
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◇石川工務店
石川工務店の建築手法は在来工法です。在来工法は、土台や柱、梁などを使用して組み立てられる、日本の伝統的な建築手法です。この工法は別名で在来軸組工法とも呼ばれ、建物全体が木を基にして構築されています。
日本の気候風土に適したこの工法により、四季を通じて快適に過ごすことができます。同時に、地震の多い国の特性に合わせた地震対策も実施しています。
さらに石川工務店では、住宅供給者は新築住宅に対して10年間の瑕疵担保責任を負います。もしも住宅供給者が倒産などでその責務を果たせない状況に陥った場合に備えて、同社の新築物件は国土交通大臣が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人の住宅瑕疵担保責任保険に加入しています。
◇キュービックホーム
キュービックホームは、積極的に自然素材を活用した「超」省エネ住宅を提供しています。この「超」省エネ住宅は、高い気密性と断熱性を備えた住宅です。快適な室内環境を更に向上させるために、内装には無垢の床材や珪藻土、漆喰由来の壁材、天井材などの自然素材が使用しています。
これらの自然素材は、安心・安全性に加えて、複合フローリングやビニールクロスなどの工場製の素材では得られない3つの性能(断熱性、蓄熱性、調湿性)を持っています。例えば、暖められた無垢の床材はその優れた断熱性と蓄熱性により、室内の快適な環境を維持するのに大いに寄与します。
在来工法は、柱と梁を組み合わせて骨組みを形成し、壁や屋根を取り付けて建物を完成させる日本の伝統的な建築工法で、木造住宅に広く採用されています。改良により耐震性や耐久性が向上し、自由な間取りが可能で、リノベーションも容易です。
在来工法の自由な間取り設計は柱と梁の配置の柔軟性からくるもので、リノベーションが容易で、将来の変更にも対応可能。ツーバイフォー工法は規格に基づく構造で、リノベーションが難しく、間取りの自由度は低い傾向があります。在来工法の良質な仕上がりは職人の技術力に依存し、技術の継承が課題です。