島根県の玄関口!出雲空港を有する斐川町で建てたい木の注文住宅
公開:2024.12.09 更新:2024.12.09斐川町は、島根県の玄関口である出雲空港を有し、豊かな水系や風光明媚な景観、そして古代遺跡が点在するこの地域は、住むにも訪れるにも魅力的な場所です。特に、斐川町は生活環境の良さが評価され、子育て世帯や移住者から注目を集めています。
こうした魅力的な環境の中で、自然素材を活かした木の注文住宅を建てることで、地域の景観と調和し、快適な暮らしを実現できます。
目次
斐川町エリアの魅力は?歴史と自然を感じる町
出雲市は島根県東部に位置し、豊かな自然と歴史文化が調和し、安心して暮らせる環境が整っています。なかでも、斐川町エリアは、住みやすい街として人気です。
◇豊かな自然が広がる斐川町エリア
出雲市の北側は日本海に面し、南側には中国山地が広がり、市内には宍道湖や斐伊川といった豊かな水系があり、海と山、湖が織りなす風光明媚な景観が魅力です。また、出雲大社をはじめとする歴史的・文化的なスポットが多く、観光地としても知られています。
斐川町(ひかわちょう)は、出雲市の東部に位置し、2011年に出雲市に編入されました。日本海沿岸の気候に影響を受けながらも、内陸の平坦地であるため、農業が盛んで、県内でも有数の穀倉地帯として知られています。
春には色とりどりのチューリップが咲き、築地松に囲まれた農家が点在する散居村の景観が広がり、山陰を代表する風物詩として親しまれています。近年では、治安の良さや、自然と調和した穏やかな生活が送れるなどの住環境により、ファミリー層や移住者から人気を集めるようになりました。
◇希少な遺跡が多くみつかる歴史ある町
斐川町は、古代からの歴史や文化が息づく地域で、弥生時代の遺跡や古墳などが点在しています。古代からの豊かな歴史を持つ地域で、国宝に指定されている銅剣や銅器など、歴史的価値の高い出土品が多く見つかっています。
なかでも、1984年、斐川町神庭の斜面から銅剣358本が出土し、それまでの全国出土総数を一ヶ所で上回る大発見となりました。翌年、同地点付近から銅鐸6個と銅矛16本が出土し、三種の青銅器が同一遺跡から出土する全国初の事例として注目され、荒神谷遺跡は国の史跡、出土品は国宝に指定されます。
また、「簸川神社」や「須佐神社」などの伝統的な神社があり、それぞれが古代の出雲信仰や地域の歴史を物語っています。
斐川町の暮らしやすさ
画像出典:フォトAC
斐川町には「直江駅」と「荘原駅」という2つの主要駅があります。それぞれの駅周辺には特色があり、住みやすさや利便性の点においても魅力的です。
◇直江駅
直江駅は、JR山陰本線が通る斐川町の主要駅のひとつで、地域住民にとって利便性の高い駅です。山陰本線に位置し、出雲市や松江市など周辺の主要都市へのアクセスが容易なので通勤や通学、観光やレジャーでも利用されています。
直江駅周辺にはスーパーやコンビニ、飲食店が揃っており、日常生活に必要な買い物に困ることがありません。さらに、幼稚園や保育園もあるため、子育て世帯にとっても住みやすい環境です。
◇荘原駅
荘原駅もJR山陰本線沿線にあり、利便性の高いエリアで、松江と出雲の中間に位置するため、主要市街地へのアクセスも良好です。周辺にはスーパーやコンビニのほか、医療機関も充実しており、安心して暮らせる環境が整っています。
また、幼稚園や小学校が近く、静かな住宅街が広がっているため、子育て世帯にも人気で、近隣には湯の川温泉があり、リフレッシュできるスポットとしても魅力的です。
◇出雲市内でも人気上昇中の斐川町
出雲市の駅地価ランキングを見ると、主要エリアの地価平均は上位駅を中心に高い水準を維持しています。特に、出雲市駅周辺は4万8972円/m²(坪単価16万1891円)と最も高い地価を記録し、出雲市の中心地としての人気の高さがうかがえます。
一方で、斐川町に位置する「直江駅」と「荘原駅」の地価も注目に値します。直江駅の地価は2万5660円/m²(坪単価8万4826円)、荘原駅は2万2412円/m²(坪単価7万4090円)と、主要駅に比べると抑えられた価格帯ですが、いずれも前年から上昇しています。
特に、直江駅は前年より+1.89%、荘原駅は+1.91%と比較的大きな伸びを見せており、地域の価値が向上していることが分かります。
歴史ある町で建てたい木の注文住宅
歴史的な景観や文化が息づく町では、自然素材である木を使った住まいが、周囲の環境と美しく調和します。また、木の家ならではの温かみや快適さは、家族の暮らしをより豊かなものにしてくれるでしょう。
◇自然と調和する木の家の魅力
自然由来の木材を多用した木の家は、地域で育った木材を使用することで、その土地の自然と調和した住まいを実現します。木の家は、木材が持つ耐久性、断熱性、調湿性、香りといった特性により、快適で健康的な暮らしをもたらしてくれます。
さらに、木に含まれる成分がリラックス効果を生み、日々の生活に安らぎを与えてくれるのも大きな魅力です。また、自然の一部である木材を使った家は、地域の景観に溶け込み、心地よさと自然とのつながりを感じられる快適な空間を提供するでしょう。
◇一味違うおしゃれな木の注文住宅のためのポイント
木の家は、温かみと上質さが調和した雰囲気を持ち、その自然の風合いは人工素材では再現できない魅力があります。さらに、デザインアイデアを取り入れることで、ナチュラルな木の家を一層おしゃれに仕上げることが可能です。ここで、木の家をより一層おしゃれに仕上げるポイントをいくつかご紹介します。
梁や柱をあえて見せる
木の家の魅力を引き立てるデザインの一つが、梁や柱などの木の構造体をあえて見せるスタイルです。梁や柱に現れる節や木目が、空間に自然の力強さと温かみを加えます。
吹き抜けの天井に大胆に木材の梁を見せたり、室内に太い一本柱を配置したりして目を引くアクセントにすると、木の存在感を感じさせてくれ、機能性と美観を両立した印象的な空間が演出できるでしょう。
自然素材の活用
自然素材を取り入れることで、住まいに温かみと心地よさをプラスできます。特にフローリングに無垢材を採用すると、木目の美しさや柔らかな質感が空間を上品でナチュラルな雰囲気に仕上げます。
無垢フローリングは、木の家にぴったりの素材で、使い込むほどに風合いが増し、経年変化を楽しめるのが魅力です。さらに、自然素材の特性を活かし、床暖房を併用すれば、寒い季節でも足元から心地よい暖かさを感じられます。
木の家の寿命は?長持ちさせるための秘訣
斐川町には歴史を感じる木造建築が多く、時を経ても美しさと強度を保っています。このように、適切な手入れをすれば、木の家も長く愛用できる住まいが可能です。
◇一般的な木造住宅の寿命
木造住宅の耐用年数には、法定耐用年数と物理的耐用年数があります。法定耐用年数は22年と定められていますが、これが理由で住宅が住めなくなるわけではありません。物理的耐用年数は、構造材が化学的要因や物理的要因によって劣化する年数で、一般的には30~40年程度と考えられています。
建築業者や木材の種類、天候、メンテナンス状況などによって大きく変化するため、一様に算出することはできません。
◇木の家を長持ちさせるためにはメンテンナンスが重要
木造住宅の法定耐用年数は22年とされていますが、実際にはそれを超えても快適に暮らせる家が多くあります。ただし、その寿命をさらに延ばすには、日々の手入れや適切な修繕が重要です。
まず、日頃の掃除が基本です。特に水回りは腐食による劣化が起こりやすいため、こまめに掃除をして異常がないか確認しましょう。また、家の外周部分もひび割れや雨樋の詰まりがないか定期的に点検することをおすすめします。これらのトラブルを放置すると、雨水が建物の内部に侵入し、重要な構造部分を痛める恐れがあります。
さらに、住宅の寿命を延ばすためには、プロによる定期点検も欠かせません。自分では気づきにくい箇所の劣化やダメージを専門家にチェックしてもらうことで、問題が大きくなる前に修理を行うことができます。これにより、修繕費を抑えつつ、家を良好な状態に保てます。
斐川町は、豊かな自然と歴史に彩られた出雲市東部のエリアです。日本海に面した風光明媚な景観や、宍道湖・斐伊川の水系が広がる自然環境が魅力で、春にはチューリップが咲き誇る散居村の景観が楽しめます。また、銅剣や銅鐸が出土した荒神谷遺跡をはじめ、古代遺跡や伝統的な神社が点在し、歴史的価値の高い地域としても注目されています。
交通面では、JR山陰本線の直江駅と荘原駅があり、出雲市や松江市へのアクセスが良好。駅周辺にはスーパーや医療施設が整い、子育て世帯や移住者にも人気のエリアです。特に地価は前年より上昇傾向にあり、地域価値が向上しています。
このような歴史と自然が調和した斐川町では、自然素材を活かした木の注文住宅が注目されています。木材の断熱性や香りが快適な住環境を提供し、地域景観にも調和します。木造住宅の寿命を延ばすには定期的な掃除やプロの点検が重要で、適切なメンテナンスを行うことで長く快適に暮らせます。